- 2011年8月5日 18:19
- プリントタオル
プリントタオルを製作する上で、デザインや生地の厚み、色選びは重要ですが、選んだ色やデザイン、プリントの滲みや定着度合いはプリント以外の工程もとても重要です。
染料プリントタオルの場合は、タオルを高温で蒸し上げて色を発色・定着させるので「蒸し」や「洗い」という工程も重要になるのですが、その前の工程である「シャーリング加工」でタオルの風合い・デザインの表現性が大きく左右されます。
この「シャーリング加工」とは、タオルのパイル地の片面にプリントしやすいよう、写真のようなカッターで刈り、ビロード状にする加工で、パイル生地のループ一つひとつが均一な状態でカットしなければ、刈り残しが発生したり、カット面が均一にならないので、とても技術のいる作業です。
そのため、自社で行っている工場もあれば、シャーリング加工専門の工場に依頼して行っている工場もあります。シャーリング加工が雑でパイルがたくさん残っているとしっかりとデザインがプリントされませんし、見栄えもよくありません。
また、パイル生地のループを根元から刈るか上の方のみ刈るかで、プリントの仕上がりが変わります。短ければ短いほどプリントされた時にデザインがハッキリ見えます。
逆に長ければ、短いシャーリング生地に比べると、毛が長くなるのでデザインはなんとなくボケた感じにはなりますが(染料プリントタオルの場合)、柔らかい風合いが出て肌ざわりの良いタオルに仕上がります。
毛が長いシャーリング生地と毛が短いシャーリング生地は一長一短ですが、シャーリング加工が雑な生地は仕上がりは悪くなる可能性が高いので、
事前に生地のサンプルを見せてもらったほうがいいかもしれませんね。
サンプル生地ご希望の方やお問い合わせは
カンノタオル0120-93-0075(フリーダイヤル)までお気軽にどうぞ!
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